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生きるということ

92歳になった夫の叔父が入院しています。
叔父のことは、何年か前にブログに書いたことがあります。

7~8年前に、胸部大動脈瘤の大手術をしました。

自宅近くの総合病院では、年齢のこともあり手術はせずに経過を観察していきましょうとの診断でした。
叔父は、いつ動脈瘤が破裂するか分からず、不安を抱えながら生活をするのは嫌だと、積極的治療を望みました。

ある日、TVをみていて(NHKようこそ先輩)心臓外科の専門病院を知ったのです。
叔父は、すぐにコンタクトを取りました。


「生きたい」という強い意志で手術に望み、その後の経過も順調で今日まで過ごしています。
この外科医の「命ってなんだと思う?」は、簡単に答えが出ませんが、重い言葉です。


この度の入院は、心臓とは別の箇所です。
2ヶ月近くになります。
入院当初、あと1週間くらいでしょう・・・の医師の言葉は何だったのでしょう。
生命力の強さだけだったのでしょうか。

先週の日曜日のこと。
転院したいと言い出しました。
「この病院ではチューブで栄養を入れているだけで、何の治療もしてくれない」と言うのです。
死を待つだけの日々は耐えられないのです。

転院したいというのは、「生きたい」ということなのです。
死を受け入れられないというのとは違うようです。

年寄りのわがまま・・・と、放っておくこともできるかもしれません。

でも、私たち看病に当たっている者たち(身内のもの)は、叔父の希望を叶えてあげたいと思っています。
心安らかに最期の時を迎えられるように、後悔のないように、受け入れてくれる病院を探しています。

それと同時に、緩和ケアへの申し込みもしました。

「よく死ぬことは よく生きることだ」と、千葉敦子さんの言葉を思い出しました。
by こむぎ  at 00:47 |  私・家族 |  comment (14)  |   |  page top ↑
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